英語と日本語、そして音楽 − アメリカ音楽留学・第2回
さて、アメリカでは反対に何でも英語で読みます。間違っても『アウフタクトが・・・』なんて言わないことです。恐らく全く通じないか、ドイツ語でベラベラ話しかけられるかのどちらかです。また、私達の馴染みの深いバッハもアメリカでは『バック』なんて呼ばれていますが、驚かないように! 言葉を比較する上での面白い例があります。日本では『◯◯先生に師事しています』と言いますが、アメリカでは 『I study with Mr/Ms.◯◯』という表現の仕方しかありません。推薦状を書いてもらっても『He/She studies with me』です。それぞれの国の『学ぶ』というシステムの在り方を象徴していると思いませんか? 日本では教師と学生は上下の関係をはっきりさせていますが、アメリカでは横に並んだ関係のことが多いです。学生が先生をファースト・ネームで呼ぶことも結構普通です。私はまだこの習慣には馴染めきれませんが、友達を見ていると少し羨ましくなります。時々意見を戦わせている教師と学生を見ると、ちょっぴり行き過ぎているように思う事もありますが、これがアメリカなのかもしれません。自分の考えを持つことが何より大切なのです。
著者 Katura |